ATOMIC CAFE @ FRF '12
7.27 (FRI) 28 (SAT) 29 (SUN)
フジロック ＮＧＯビレッジ村長 「アトミックカフェ」の大久保です。
７月１６日の代々木公園さようなら原発１０万人集会の企画・運営を終わって、１週間後ばたばたと準備をして苗場に到着。フクシマ原発の事故を受けて２年目のアトミックカフェの開催である。
１６日も猛暑だったが苗場も暑い、昨年の豪雨とは打って変わった苗場の夏だ。
今回は津田ルで著名なジャーナリスト津田大介さんに３日間の進行役をお願いした。
初日２７日は、津田大介、アイドルタレント・藤波心＆かなる 「もんじゅ君」のトークライブ。
津田さんともんじゅ君の掛け合い台本、藤波心ちゃんともんじゅ君のからみの台本ときっちり決め込んで準備しての進行でトークはスムーズに進み終了。今までのアトミックのステージとしては異例の組み合わせだったが、参加してくれた皆さんには「原発」のばかばかしさが伝わったのでは。
ライブステージは、フライングダッチマン 関西を中心に活動しているバンドで原発事故以後「ヒューマンエラー」という原発をめぐる原子力業界を批判した曲で注目のグループだ。
２日目は、トークに加藤登紀子さん佐藤タイジさんそして、津田大介さんの司会で開始。
登紀子さんは昨年に続いての登場でトーク後のライブも出演。登紀子さんは、７０年・８０年代の学生運動や反核・反原発運動を踏まえて、事故後の脱原発・エネルギーシフトの流れについて佐藤タイジさんを交えて短い時間の中で若者や子どもずれの参加者に語ってくれた。
後半は佐藤タイジさんをゲストに迎えてのライブステージ。「原発ジプシー」という原発で働く季節労働者を唄った曲や新曲ニューレボリューションなどさすが貫禄のステージでした。
最終日２９日は、ライブ＆トーク＆ライブと盛りだくさんの企画となった。出演はゴジラ・放射能・ヒカシュー。ヒカシューの巻上公一さんには８０年代開催したアトミックカフェにも出演してもらっている。さすが巻上さん８０年代から歌っていた曲がリアルな現実となってしまったが、その批評性はますます切実に聞こえてきたのではと思う。
トークはライブを終えた巻上さんと次の出演者後藤正文さん、女優の松田美由紀さん津田大介さんの進行で開始。３０分という時間の中でアクター・アーチストという立場から原発事故後の日本の社会どう捉え生きていこうと考えているのか語ってくれた。
いよいよアトミックカフェ最後のステージは、アジアンカンフージェネレーションの後藤正文さん。満員の参加者を前にアコーステックながら素晴らしいライブを聞かせてくれた。
フジロックのザ・アトミックカフェに出演いただいた皆さんに感謝しつつ、大飯再稼動からまた、原発を継続しようという原子力業界の欺瞞性を糾弾して、次回の企画につなげたいとおもっています。
次回予定は１２月都内らいぶハウスにて、トーク＆ライブ形式で企画予定。詳細はしばらくお待ちください。また、朝霧ＪＡＭにてもアトミックカフェ・ブースを予定しています。